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プレデター:ザ・プレイのhokaのレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
3.5
18世紀アメリカ大陸は、
ヨーロッパでの毛皮の高騰を受け一攫千金を求め先ずはフランス人の山師達が沢山入ってきた。途中バイソンが生皮を剥がれて捨て置かれていた事に主人公が言及していたのは、先住民もバイソン(バッファロー)を狩るが必要な時必要な分だけ狩り、余す所なく利用する天からの贈り物であるという考え方で、毛皮目的の大量殺戮には忸怩たる思いがあったと思う。でもバイソンの本格的な大量殺戮は18世紀後半から大規模なイギリスの会社組織が入ってきてから、先住民の抵抗力を削ぐ為、糧の中心であるバイソンそのものを全滅させる事を目的としてからだったと思う。
撮影場所がカナディアンロッキーの恐らくカナナスキス辺りじゃないかと思う。アメリカ南部のコマンチ族の設定なら石灰岩の山々と植生、あの氷河の色合いの川はミスマッチだと思うけど、美しかった。
食物連鎖のヒエラルキーを見せてくれる生物が生物を狩る場面は、CGなんでしょうけどとても良かった。80年代ではとても無理なクオリティだったと思う。ただコレ、プレデターシリーズである必要をあまり感じ無い、単体で十分良い一本だったと思う。
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