菜の花

断捨離パラダイスの菜の花のネタバレレビュー・内容・結末

断捨離パラダイス(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

断パラ業者さんたちが綺麗に片付けていく様は、見ていて本当に気持ちが良い!
あのセットを作ったみなさんすごすぎる…!「美しい」作品だと思うので、もっと多くの人に届いてほしいなと思いました!!

オムニバス形式で面白かった。

白高くんの肩書きが(元ピアニスト)から(ゴミ清掃員)に変わってたのがとても良い。

涼介さんが店員さん呼んでよろけたの、白高くんの彼女を止めて白高くんに引き止めさせるためかと思ってたら、プロポーズに緊張してただけだった?
ああやってオムニバスが1つの作品として交わり合っているシーンはとても好き。白高さんが中心にいるのはもちろんだけど、まりこ先生の存在がそれぞれの短編を繋ぎ合わせてくれていた。1本の映画として見る価値がある。

まりこさん、というか武藤十夢さんの、吹っ切れてカーディガンを脱いでベッドに座るシーンが妖艶すぎた…
全体的にまりこさんのモヤモヤしている感じの演技、とても良かった。最後のシーンで天雫くんのお母さんと、素で接してるシーンとの対比が効いていたなあという印象。

序盤も序盤ですが、白高くんの気絶したときの夢の中の世界?が、無意識に抑圧された世界を確かに映し出していて、多くを語らないのに白高くんに感情移入できる良い仕掛けだった。とても好きなシーン。

白高くんと新人ちゃんの2人の会話シーン。メッセージをあんなにストレートにぶつけてくるのは珍しい気がしなくもない。
真っ直ぐな作品だなあと思いました。メッセージは素敵だけど、もう少しやわらかく伝えてくれてもいいのになあと思いました。


最後の安っぽいCM、そしてその後のみなさんの顔!とても良い!!!ほどよいおまけ!!あれのおかげで心地の良い余韻に浸れました〜
菜の花

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