SSFF&ASIA 2022
ジャパンフォーカス部門の作品。
全く同じ会話が各家庭で繰り返される。
「うん」や「はい」にバリエーションがあるように、この作品の中には5人の生徒たちの各家庭において同じ会話にバリエーションが生まれている。
だだ親が授業参観に行く、もしくは来る、だけのことだが家庭環境や親子関係の違いでここまでとらえ方が変わってくるとは考えたこともない。
生徒同士も、教師もお互いのことを何もしらずにただ同じ教室で同じ時間を共有しているだけの存在でしかないのだなと思い知らされる。
切り口が新しく面白い作品だと思う。
ショートストーリーなのでちょっとした空き時間に観てみるにはちょうどいい。