ゆず

すべてをあなたにのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

すべてをあなたに(1996年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ペンシルベニア州のエリーという小さな町。ジャズが大好きで、毎晩ドラムを叩いている主人公のガイ。ある日友人の培土のドラマーが骨折し、地元大学卒業式のタレントショーに代役で出演。バラード曲なのに突然アップテンポで演奏しはじめてしまったガイにバンドメンバーは驚くが、ノリが良くなったことで客には大ウケ。レストランでの演奏に始まり、あっという間に地元の人気バンドになっていく。

トム・ハンクスの初監督&脚本作品。偶然がもたらしたヒット曲により一気にトップチャートへ駆け上がるティーンエイジャー達。真剣に音楽やってます!って感じでもなく、段階踏む度に「マジかよスゲー!」ってただ流されてる感じで心配になってくるけど、意外なことに決定的な事故や事件は起きない。物語に起伏なさすぎな気もするけど、微笑ましく見守っていられる感じの青春サクセスストーリーだった。
まぁあのまま続けていたら音楽性の違いや薬物や借金みたいな「よくある展開」になったのかもしれないけど。

劇中何度も流れる主題歌、「That Thing You Do!」がとてもキャッチーで良い曲だ。見終わった後もずっと耳に残る。
リヴ・タイラーめちゃくちゃ可愛いv凄く微妙な役だったけどシャーリーズ・セロンも可愛い。スティーヴ・ザーンは安定のおばかでかわいい。脇役にいたリビシの若さに驚愕。

当時の音楽業界ってこんなに簡単に売れて簡単に埋没していく感じだったんだろうか。ラジオで流れたー!って大喜びしてるところめちゃくちゃ微笑ましかったなぁ。1960年代の音楽や雰囲気はよく分からないけど楽しかった。意外とあっさり爽やかに終わったので後味も良い。
歌も演奏も本人達がやってるようにしか見えないんだけど、あれ吹替じゃないのかな?だとしたら俳優さん達凄いなぁ。

エンドロールのモノクロ写真で一瞬「え?実話?」と思ったけどフィクションだった。お茶目かよ!w使用楽曲にwritten by Tom Hanksが何曲もあって目を疑った。多彩すぎる…
ゆず

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