ホテルスタッフの主人公は、連泊中の客室に残された物をゴミとして捨てるかどうか日々悩んでいる。その選択はことごとく失敗し、宿泊客からあらゆる角度のクレームを受け続ける。
ホテルにゴミを放置してしまったことは、恥ずかしながらある私。そうだよなあ、悩ませないようにしなきゃなあ、というニッチだけど確かな教訓と反省。
まあ、今作の見どころはそこじゃなく、全体的なコメディタッチ。特に力が入ってるのは、中盤の先輩からアドバイスを貰うエレベーターのシーンでしょう。映画で吹き出したのも結構久しぶりでした。気楽に見られる作品です。
ーーーー以下そのシーンについてのネタバレ
先輩とエレベーター相乗り中にゴミの分別がうまくいかなくて支配人に怒られてばかりと愚痴る主人公。話の途中で目的フロアに到着したのでエレベーターから降りたところ、エレベーターに残った先輩から呼び止められ
「怒るっていう漢字どう書くかわかる？」
「えっ？」
「女に又に心って書くのよ。」
「はい」
「ま、それがどういう意味かはわからないけど。」
「ん？」
「要はあなたは怒られないために仕事を、、
(エレベーターウィーン。上にまいります)」
いや、古典的なんですけどね。不意打ちにやられました。
