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犬ころたちの唄のsumakoのレビュー・感想・評価

犬ころたちの唄(2021年製作の映画)
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2021.395

同じ町に住む三兄弟の森男、林蔵、三樹。約30年前に亡くなった父を偲ぶため集まり呑んで歌うのが家族の恒例行事。
33回忌を前に生き別れた異母兄弟の葉月から森男に手紙が届く。
「家族の大切について改めて考えています。」
横川の街を舞台に、それぞれの想いや問題を抱えた「兄妹」たちの日常が動きだす。

主演が深夜兄弟の3人というのはズルい。笑。あと法事ってキーワードも。
ミュージシャン特有の感の良さか独特の雰囲気がクセになる三兄弟の演技。
時々台詞が聞き取りづらいのはご愛嬌。
劇中で一曲終わる度に拍手しそうになる説得力。あんなに正直に歌えるもんかと驚く。
長回し(?)とか曲に合わせて踊るシーンとか視覚的に映画としても面白い部分があった。

正直な俳優(子どもも含め)ばかり出てくるので、本当の俳優(変な言い方だな。嘘も本当もないもんな。でも他にいい方分からん)が試されてる感じ。これがバランス取るのが難いんだと思う非常に。
俳優が嘘を付いてるように見えてしまうから。

横川の町と人の気配がくせになる映画。

映画館を出たらすぐロケ地。
見終わったら劇中に出てきたお店で呑むことをおすすめしたい。
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