izumi

セックス・アンド・ザ・シティ2のizumiのレビュー・感想・評価

4.0
And Just Like Thatを観るために久々にドラマS1からSATCマラソンしました。
劇場版2のほうだけレビューしていなかったのでこれを機に。

SATCは観る年齢によって本当に感じること変わるな〜ってドラマから通しても思った。
初見のとき理解できなかった感性が理解できるようになったり、逆に初見のときは共感してたキャラクターの感性と合わなくなってイライラしたり、、、笑
でも変わらずみんな最強。
S1のころのキラキラした気ままな生活も楽しそうでたくさん笑えて好き。
でもずっと同じことはなく、少しずつ状況は変わっていき、さらにみんなおさまるところに落ち着いていく終盤のほうは時の流れを感じる。
時の流れに従って、いろいろな悩みがあっていろいろな方向に価値観が変わっていって、
どの時代を生きていても絶対に刺さるし、支えになるな〜って思った。
どんな環境下でも強く自分を持ち、
全然違う価値観の4人なのにいつも友達を支えて励まし合い、
相手の感情を自分の感情のように大切にする。
そんな4人の姿にドラマ終盤のほうは泣かされっぱなしだった。

SATCへの愛が長くなった。
そして本作について。
初見のときは本作あんまり面白くないとちょっと思ってしまったんだよなあ。
蛇足感というか、わざわざここまでやらなくて良かったのにと思った。
ただのアブダビ宣伝映画にみえて、なんだか中身薄く感じて、、、、
今回のマラソンのときも観るか迷ったけど、え、全然面白いじゃんってなった!
やっぱり観るタイミング?で本当に感想変わるな〜!と思ったし、本当に観てよかった。

まず悩みがリアル。
SATCのときのような感情ジェットコースターな激しい悩みではないけど、収まるところに収まったからこその悩みだった。
特にキャリーとシャーロット。
ビッグと結ばれたけど2年目のマンネリに悩み(私は毎晩ソファでテレビでも良いですが笑)、
シャーロットはハリーへの疑心暗鬼と子育ての難しさに悩み、
ドラマでは見られなかった一歩先まで進んだからこその悩み?がすごくリアルで沁みた。
ミランダに関しては仕事辞めたことにびっくりしたけど、その分アブダビめちゃくちゃ満喫してて新鮮でよかった笑
あんなはしゃいでるミランダ、ドラマではなかったもん、、、笑
サマンサは全てが相変わらずだったけど、サマンサのあの強さは変わらないでほしいとも思う!
とにかく全員が良かったです(語彙力皆無)。

次にゴージャスでファビュラス!!
さすがお金のある国!そしてさすがサマンサのコネ!
4人がアブダビに行くことになった流れは結構やっつけ感あったけど、
アブダビの豪華絢爛はSATCによく合っていて楽しかったー!
抱いた憧れは初めてSATCのS1を観たときの感情に似ていて、やっぱこうでなくては!と思った。

どうしても後半のアブダビに重きを置かれているので、アブダビの圧が強いな、、となるけど、
今回ちゃんと観るとアブダビ行く展開になったのは割と中盤くらいだったことに気がつく。
NYでの生活があり、それぞれの悩みがあり、、、ちゃんとドラマがあった。
その悩みも今までほど派手ではなく地味?なものではあったから過去の私は中身薄く感じたのかな。
歳を重ねたからこそ刺さるものがあったんだなぁと思う。
やっぱりSATCは最高です!
何度でもマラソンしたいなと思う。
izumi

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