正直あの向井斎藤コンビのドラマに勝る事は難しいのでは？と思っていたが
なんのなんのこちらも勝るとも劣らない傑作‼️次々訪れる見どころに泣いたり応援したくなりながら最後まで飽きることなく鑑賞できた。
成功の要因として
短いの中、主役二人のキャラをドラマより強めに立てることで関係性を際立たせ
対決から共闘へと持ち込みながら
背負った過去に打ち勝つ成長物語とした事が鑑賞後の爽快感に繋がったと思う
二つめはキャスティングの勝利
真っ直ぐな熱血漢が似合いすぎる竹内涼真と
クールで陰のある歪んだ複雑キャラを演じさせたら若手では右にでるものはいない横浜流星
この二人が大袈裟なくらい対極的なキャラを生きることで
観る側は山崎アキラに共感しながらも
一方の階堂あきらを応援したくなってくる
またドラマより若い二人が短い尺の中で清々しく躍動し鮮烈さを印象づける事に成功している
そして脇を固める個性派俳優が要所を締めるナイスキャスティング
特に江口洋介の不動は甘くなりがちな
観るものの山崎へのジャッジをビシっと締め現実感をもたせるのに一役かっている素晴らしい芝居だった。
最後のシーンは青春映画の名手たる三木監督らしい美しい光の中でのあたたかなエンディング。
メタファーとしたベアリングも効いている日本映画らしい良作だと感じた。
