このレビューはネタバレを含みます
雨の降らない夏。生田斗真さんは水道局員で仕事の内容は水道代を払わない家に行き支払いを頼む。支払いを4ヶ月滞納するとお水を止めるシンプルな作業。
磯村勇斗くんと組んで家を回る。
門脇麦さんの家に行き水道をいつも通り止めようとするが2人の子供の存在を知り一週間期限を伸ばしてあげるが暫くして母親は失踪してしまう。育児放棄。麦ちゃん、、
5年生くらい?のお姉ちゃんが、6歳くらいの妹に希望を与えつつ守る。セオリー通り自販機の返却口を漁ったり、公園に水を汲みに行ったり、水不足でとうとう公園の水も止められ、お金も尽きて万引きにまで、、
温かい家庭とは縁遠かった生田斗真さんは妻の尾野真千子さんと息子と上手くやれず2人は実家に数ヶ月前から帰ったまま。
海に行こうと妻の実家に行くが息子は逃げてしまう。それが引金となり親に捨てられた姉妹を連れて警察に通報されてしまう、、
生田斗真さんがキラキラを全封じして演じている。すごい不幸そうに見えるし好きなお顔なのに全くカッコよく見えないのが凄い。
磯村勇斗くんの明るくて真っ当なキャラクターがどっぷり暗い作品にしないでくれている。
尾野真千子さん、リアルさと重力を作品にもたらす素晴らしい女優さん。作品によって声色が違う。
近所の方(柴田理恵さん)があんな風に心配しても子供は親を愛するものだから簡単に保護とはならず、、子ども食堂とかせめてあれば良いのだが私の住む町にも子ども食堂はあったけど閉鎖してるし、、子どもは大人が守らなきゃ。
最後、息子から電話がかかって来て希望が見えて安心した。