このレビューはネタバレを含みます
原作ファンでアニメも通っているので神木くん&柴咲コウで実写化されるニュースが出た時「アタリ」だとおもった。しかもあの世界観をかなり作り込む蜷川実花。
どこまでやるのかな〜なんて余裕こいて見始めたけど、いろいろ大事な部分が割愛されてる…
四月一日の、深い闇を抱えながらひとり楽しそうに生きてる違和感も
その理由のひとつであるひまわりちゃんへのちょっと気持ち悪い愛の光線も
生意気なのにモテる百目鬼くんへの嫉妬も
実写が故にリアルに寄せたからなのかコミカルな部分が一切ない。
そのせいで原作のキャラ設定を少しでも入れようとしたと思われる侑子さんの二日酔いシーンが「笑うところなのに笑えない」みたいになってた、、
あと橋本愛の座敷童、100%解釈一致ありがとうございます‼︎と思ってたのにマジで10秒も映らなかった
あの世界で座敷童はめちゃくちゃ重要だからもうちょっと丁寧に扱って欲しかった😢
猫娘は可愛くて最高だった👍
あと突然始まったひまわりちゃんのソロミュージカル、ポカン😯だったのだけどあの演技にした意図は…？
混乱しながらもまさか「籠」手前（侑子さんが消えて四月一日がミセを継ぐ）までやると思わなかった
こりゃほぼカットせざるを得んわ…
あとあの終わり方に着地させるためにキャラ設定を変更せざるを得なかったのも理解。
理解は…できるが…
結局四月一日が妖の世界でなぜ貴重とされてるのか答えが出されてなかったような？
侑子さんがなぜ四月一日を気にかけて傍に置いたのかも、なぜ女郎蜘蛛が四月一日の目を食べたのかも謎。（「そういうもの」なら妖が見える目はそんな貴重じゃないはずだし）
せっかく大掛かりなセットを作って豪華なキャストを集めたなら、実写「岸辺露伴は動かない」みたいな1時間ドラマ⚫︎本でシリーズ化したほうが、初見の人もしっかり世界観や一人一人の個性理解できてもっとHOLICを味わえたんじゃないかなあ
勿体ない気持ちがすごい😭
しかしさすがは蜷川実花氏。
ミセの内装、侑子さんとマルモロの衣装に抜かりがなく、ミセのシーンだけはずっと楽しく見られた。
侑子さんが宇野亜喜良ドレス着てたときは興奮しちゃった。
俳優一人一人の演技も良かった。MVPは女郎蜘蛛の吉岡里帆一択！本当にどんぎつねやってたお方？？？
DAOKOちゃん初演技ということで見守ってたけど、モトーラちゃんとのお人形感かわいくて最高でした（でもマルモロは成人女性の体格ではないので個人的には小学高学年〜中2くらいの子でキャスティングして欲しかった）
近いうちに原作読み直そう！というキッカケにはなったかな
何回読み直しても心にグッとくる漫画
