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メタモルフォーゼの縁側のkankoのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.0
芦田愛菜ちゃんが10代のある意味で平凡な少女を演じてて素晴らしかった。同じ趣味を持つ老婦人と出会うことによって自分の中の悩みや葛藤から一歩づつ前に踏み出していく姿。
お婆ちゃん役、どこかで見たことがあるけど誰だっけと思ったら宮本信子さんだった。そのくらい普通のお婆ちゃんに見えた。新しいドキドキの世界、そして同じ趣味のBL漫画を通して知り合った少女と交流していくうちに過去の娘時代も蘇ってくる。

どんどん2人が年齢を超えて通じ合って行くところが良いなと思った。そう、自分が夢中になれる世界ではお互いの年齢など関係なく話せる。こんなに楽しいことがあるだろうか。

風景も穏やかで、周りの人たちも誰も嫌な人が出てこない。ずっと身を置いていたい空閑だった。
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