メタモルフォーゼの縁側の作品情報・感想・評価

『メタモルフォーゼの縁側』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

雪さんがサイン会でコメダ先生に「この漫画のおかげで私たち友達になったんです」と想いを伝えるところで毎回涙でした。
ホ

ホの感想・評価

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絶対にそこじゃないんだけど、漫画原作とはいえ邦画だし登場人物の歳が歳すぎて突然死ぬんじゃないかと最後までハラハラしてしまった
CLEO

CLEOの感想・評価

3.8
非常に平和な映画でよかった。最近の日本映画は暴力的なものが多いので穏やかなだけで嬉しい。

宣伝どおり少女とおばあさんがBLマンガを通して仲良くなる話ではあるのだが、なんと実際に漫画を書いてコミケに出そうという話になるのが面白い。何らかの創作をしているorしていた人にはすごく刺さると思う。高校生活も後半に入り卒業後のこととか人間関係とか色々不安な時期の入り混じった感情を何かしらの形で外に出すことの難しさを思い出した。ノウハウがなくても自信がなくてもやり遂げることの尊さ、初期衝動の大切さを思い出させてくれた。

はじめはBL趣味を隠していたうららだったが幼馴染きっかけでクラスにBLブームが来て逆に居心地の悪さをおぼえる、という描写は何かにハマったことがある人なら通ったことのある道だと思う。BLは隠すべき趣向という観点は別に人それぞれなので構わないが、身近にいるゆきが「普通」を知らないため特に隠すそぶりもないということもうららにとっていい体験だったと思う。

音楽がよかった。T字路sというらしい。演出で特に気に入ってるのが、作中作で吹き替えをしなかったこと。漫画体験には「各キャラの声色を想像する」という大事な要素があり、それを観客に委ねたところに好感が持てる。また作中作『遠くから来た人』の内容がこれまでの二人の交流を見てきた我々にだけぶっ刺さるものになっていて私は涙腺崩壊してしまった。

監督が古川琴音を可愛く撮るのを徹底していたので大変満足だった。ミニシアター系の映画でしかお見かけしてこなかったのでこういうシネコン映画でも魅力が生かされていて嬉しかった。芦田愛菜はさすがだったが、一番意外なのが走るシーンの良さだった。決して綺麗なフォームではないのだがエネルギッシュですごい好きな走り方だった。これは脚本上の問題だが高橋恭平(なにわ男子)がご都合主義的役柄だったのは少し気になる。にも関わらずしっかりとアイドル俳優の面目躍如の活躍だった。正直存じ上げなかったが存外良くて驚いた。宮本信子さんはもう、素晴らしかったです。私から特別申し上げることはありますまい。
・そんなでかい事件はなく、乙女2人が仲良くなるだけで終わって、それですごい心地よかった。

・自分が正に仕事で漫画描いてるから刺さるセリフやシチュエーションが多くて疲れた。あらすじ知ってたら観てないだろうな

・MONDAYSもそうだけど劇中の漫画が普通に良い漫画。絵だけじゃなくて中身がしっかりあるんかい。

・そもそものスタートが「表紙が綺麗だから買っちゃった」ってめっちゃ素敵じゃない??作家先生目線だとそれだけで泣きそうになる

・珍プレー連発の幼馴染を筆頭に途切れ途切れに登場する学校サイドの人間関係はあまりにも記号的すぎて個人的には不必要に感じた。何か別の成長や変化の見せ方してほしかった
ファインプレーが積み重なってできた丁寧な映画!こんなん出てくる人全員好きになるわ🫶🫶🫶

オタクフレンズ最高ッッ
ター

ターの感想・評価

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映画の内容ってよりも、観客のおじいちゃんおばあちゃん達がこの映画について熱く語っていたのがグッと来た。

金ローで放送されたらいいなって話を聞いて、この映画が国民みんなのハートにブッ刺さった世界を見てみたいって思った。
ユクカ

ユクカの感想・評価

4.8
原作グッジョブ!脚本グッジョブ!監督、芦田愛菜さん、宮本信子さん、出演者の皆様グッジョブ!普通の高校生に仕立てるスタイリングしたスタイリストもグッジョブ!全てがファインプレーの作品でした。芦田さんの団地の女子高生っぷりは秀逸。好きなものがしっかりとあって目を輝かせてくれている反面で、芦田さんは普通の女子の思春期の刹那が溢れ出てて、宮本さんは老年期の刹那が溢れ出てて、こちらはずっと何かわからない涙が止まりませんでした。期待以上の映画でした。製作者の皆様に感謝です!もうまた観たい
凛

凛の感想・評価

4.0
機内で。

とても好きなことだけど、ちょっと皆んなには言いづらい趣味。隠れるようにBL本を楽しみに読む女子高生。
あっけらかんと笑って読める校内カースト上位の女子達とは違う。
年齢は違うけど、好きなものを好きだと言える愉しさ。それに目覚めた時の嬉しさ。

大きな出来事があるわけではないが、のんびりとした日常の中での生活の張り。
老女は今の淡々とした一人暮らしとは違う体験ができ、少し前のめりにはしゃいでいる。

全てが上手くいくわけではないけど、ほんの少しの変化で心が温かくなる、自分を肯定してくれることに出会って前向きになる良い話。
ri1112

ri1112の感想・評価

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好きなものを誰かと共有できる、できた時の喜び、興奮、楽しさってやっぱりものすごい活力になるんだと思った。ひとりでも満たされるけれど、共有できると幸せな気持ちになる。(苦しくなることもある)うららと雪さんの交流を見て、ただただ幸せな気持ちになったし、羨ましかった。あと否定しない心。その人の好きなものを否定しない。これも当然のように思えて難しかったりする。
学生時代にバイト先のパートさん(40代だったと思う)と映画(その時は横道世之介)の話でまさに意気投合して、一緒に映画祭に行って世之介を見た思い出がある。もう随分前に連絡が取れなくなってしまったけど、とても嬉しい出会いだったなとこの映画を見ながらしみじみしてしまった。
たまシネマフォーラムでパルテノン多摩で鑑賞。メタモルフォーゼとは変容であり、その舞台となる縁側は人を迎え入れる場である。好きなものを共有することの喜びや、それが簡単に国籍も年齢等も飛び越えることはわかるのだが、いかんせん主人公の女子みたいに鬱屈した感情を抱いてそうな女子が、あんな簡単に打ち解けていくだろうか、という疑問は多少あった。ただ、物語自体は主人公と未亡人の老婆の出会いと、その二人を繋いだBLの作中人物のゆうまとさくらの対照関係、そのBL作者の産みの苦しみ等のプロットを巧みに束ねて、安直に殺さないラストを選び取りつつ、成長(変容)を描いている、という点で真っ当な映画であった。あと、老婆の描かれ方が疑問。なんか、あんな感じの老婆って本当にいるんだろうか、作中のステロタイプな老婆像を作り上げている感じもあり、そこに乗り切れない部分もあった。悪くない映画だけど。
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