ソラ

メタモルフォーゼの縁側のソラのネタバレレビュー・内容・結末

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

登場人物みんな優しくて、最後まで優しい世界だった。見てる間どこかで事件(雪さんが死んだり、幼馴染みに告白したり)が起こるんじゃ?ってヒヤヒヤしてる自分がなんかダメな映画の見方してるって思っちゃった。反省。

本屋でバイトをする女子高生うらら、独り身の高齢の雪が出会い、BLを通じて友情を育んでいく―。

人を羨ましく感じたり、オタク趣味を恥ずかしがったり、BL話を人の目を気にせず話せる人がいたり、そうだよなって思える物語の無理のなさが気持ちよかった。うららが同人誌を一人で売れずに、自分は情けないって泣くところめっちゃ分かるよ!ってなった。自分の夢を堂々と言ったり、周りと比べられたり、評価されるなんてすごく怖いことだよ。

きっとうららと幼馴染みの彼女は気が合うだろうに、タイミングとか気にしすぎたりして友達になれないまま終わってしまうのもリアルだったな。あと幼馴染みはいいやつだ!留学を機に別れちゃったけど、いつか復縁したりしないかな?
エンディング曲を二人が歌ってて、エモい気持ちのまま終わった。良作でした。
ソラ

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