エルム街の悪夢のtearra58のレビュー・感想・評価

《エルム街の悪夢》鑑賞。言わずもがなニューラインシネマが初めて配給ではなく製作した84年の制作費110万ドルに対し5700万ドルのホラー映画の代名詞。ジョニー・デップ映画初出演作品。眠ると夢での出来事が現実に影響を及ぼすという展開は秀逸。13日の金曜日と同じく何故殺人事件が起きるのか？などのギミックはかなり後半にならないと明かされない。ただ犯人像を娘が語った時に両親が不穏な顔をする等伏線は張られている。今までの叫びながら逃げ惑うヒロインとは違い生き残る気満々で自らファイナルガールに成るべくして成ろうとするナンシーの抗い方が素晴らしいし目新しいしヘザーランゲンカンプの演技もグッド。13日の金曜日にはケヴィン・ベーコン、此方にはジョニデという対比が素晴らしい。最後のナンシーが取る選択もその後起きる展開も夢という物を利用した上手いEDだ。