このレビューはネタバレを含みます
時代考証の甘さや中盤までのまとまりの無さといったマイナス点はあるものの、劇中アニメのクオリティの高さや、作品の射程をより広げ且つ視聴者の胸に深く突き刺したいという作り手たちの思い、それに説得力を与える俳優たちの演技は良かった。
作品のテーマ性としては『SHIROBAKO』『映画大好きポンポさん』に近いかな。
前野朋哉が悪気なく吉岡里帆に触れるのはそういうガサツなキャラクターとして劇中でも否定的に描かれていたけれど、中村倫也が尾野真千子にプロポーズしたのは唐突すぎるのでは？
また、声優のみに留まらず監督にまで見た目の良さを求められる世界はキッツいわあ。
劇中の2人はそれを武器にできる方だから、まだマシだったとはいえど。
製作委員会のゼーレ感は、演出よく分かってるｗ
