ハケンアニメって覇権アニメのことだったのね。
てっきり派遣社員がアニメ作る話だとばかり思ってました😂
女性新人監督のアニメVS天才と呼ばれたイケメン監督の復帰作。
世間の皆がめちゃくちゃ土曜夕方のアニメの話してることに違和感を抱きつつ、なんだかんだ面白かった。
映画業界と同じように、哀しいかなパワハラ、セクハラ、ブラック企業並の労働、低賃金が取り沙汰されることが多いアニメ業界。
でも最初は皆、アニメに何かしらの希望や志があって業界に入ってきたはず。
それはもちろんアニメに限らず、色んな職種に言えることで、夢を追ったことがある人や夢を抱いていた人には刺さる。
王子監督が語っていたように、一昔前はアニメ好きなんてオタクしか観ないと思われてたし、いじめとか差別されかねない雰囲気だった。
それこそ虐げられながらもアニメを生きる糧にしてきた人や、心の支えにしてきた人には余計にぶっ刺さる。
たぶん若い頃なら主人公や王子監督に感情移入してただろうけど、年齢を重ねてみると圧倒的に行城さんに感情移入しちゃう。
良いアニメだから視聴率が取れるってワケじゃなくて、どれだけ人の目に触れる機会を作れるか。
主人公も成長し、ラッシュチェックに向かうシーンで先頭切って歩いてく。
その姿はもうアルマゲドンかと思ったわ。
あと人気声優とのくだりは泣いた。
自分の求められてることを理解し、全うする。
自分の人気を不倫とかに使う某クソ声優とは大違いすぎて感動した😭
劇中アニメ2作品は、クオリティは高いけど全く面白そうに見えなかったのは残念。
技術流出で韓国や中国に追いつかれ、映画や音楽・ファッションは韓国に圧倒的に差がつけられた日本。
その中でも唯一、日本が誇れるのがアニメだと思う。
労働環境を改善し、もっと末端までお金が行き渡るようにして、若者が夢を見られる業界になって欲しい。