パピワン

ハケンアニメ!のパピワンのレビュー・感想・評価

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)
4.1
「ま〜た、エンドレスエイトか…」
「心を開かないと、エヴァは動かないぞ」
「刺され…誰かの胸に…」

覇権アニメ!!
という言葉は俺は好きじゃない、覇権の『覇』は、「覇者」とか「覇王」とかのイメージが強く、それこそラオウとか王騎将軍レベルの絶対強者に使われるイメージ。

その「覇」権アニメが1年4クールに4本もあったら、覇者が多すぎて、それはもはや四天王とか4豪傑とかってのが相応しいんじゃねぇか!?
1年を振り返って、今年の覇者は「???」だった!
ってーーんならわかる!
1年に1本しかないなら唯一無二の王者って納得できる。

とまあ、毎度のことながら長々と己のオタク覇権理論を語ってしまった…
128分映画!!
普段は邦画をあまり見ない民だが…
めっちゃ面白かった!!!
劇中の小ネタが理解できるってのは、気持ちいいねぇっ!

実写版、真面目な「SHIROBAKO」。
周囲に舐められ新人女性監督vs宮崎駿、庵野監督が悪魔合体したかのようなプレッシャーに潰されそうな天才監督の話。
原作漫画の方も気になってくるねぇ!?

あらすじ!!
公務員からアニメ業界に転職した斎藤瞳、瞳ちゃんは、夕方アニメ「サウンドバック 奏の石」の監督を任せらることに。
が!!!監督としては新人な抜擢、女性という立場から舐められ気味…

さらにチーフプロデューサーの行城(ゆきしろ)は、超ビジネスライクなプロデューサーで、話題作りとして瞳ちゃんをPRに使い、瞳ちゃんは制作に集中することは出来ない様子…

そんな中、注目のアニメイベントとして、瞳ちゃんと天才アニメ監督王子とのアニメ対談が企画される。
王子監督は、斎藤瞳がアニメ業界入りしようとするキッカケとなった作品を手がけた監督。
王子監督は天才と言われつつも、ブランクがあり、そのひさびさの復帰作となるのが、「運命戦線リデルライト」。

「サウンドバック 奏の石」と「運命戦線リデルライト」は同時間帯にぶつかり合うバッチバチな作品!
(裏番組同士でぶつかり合う、よくそんなイベントをスポンサーは許したなぁ!?)

天才には天才という期待のプレッシャー、重圧に悩まされ苦しみがある監督。
新人にして自分が目指した天才と戦うことになった、周囲の逆風を受ける監督。
はたして、悩める2人のアニメ監督、そのどちらがハケンアニメを作ることができるのか!!?

てなーー話!!!
いやーーー!!!面白かったーー!!
隣に置いてある妻も、最後はウルウルしてた!
行城!!このやろー!!なんて良キャラ!
良キャラすぎて、逆にムカつくぜ!

劇中劇?にある2つの作品。
「サウンドバック 奏の石」、「運命戦線リデルライト」。
めっちゃ見たーーーい!!
劇中での小出し小出しの情報だけでも、感動できるってのはどういうことだい??
めっちゃ見たーーーい!!

アニメ「SHIROBAKO」もめっちゃ好きだったけど、この「ハケンアニメ」もめっちゃ良かったー!!
8話くらいの見やすいドラマ仕立てとかでも良かったかもしれんな!?

めっちゃ良い邦画を見たって感じ!!
週の中日、平日でありながら、つい見てしまった…
こいつぁオススメできますぜっ!?
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