このレビューはネタバレを含みます
No.3693
あのタイミングで「あなたは代打なんかじゃない、最初から四番だった」って言われたら、そりゃついていっちゃうよねww
==========================
やっぱり原作が辻村さんだけあって、最後まで見ごたえあってめっちゃ面白かった!
カギはやっぱり、「ムカつくけど有能な男」行城なんだろうなーって見てたんだけど、なるほどそういう風に人物造形していくのか―って、
見事に術中にはまってしまった!! 柄本さんに泣かされてしまったw
惜しむらくは、この行城のエッジが効きすぎていて、
本来の「裏主役」王子監督が、思ったより前に出てきてない感じがしちゃうこと。
実際、日本アカデミー賞では主要キャストのうち、中村倫也だけが賞に絡んでいないのは、とても残念。
俺はめちゃめちゃ好きだけどね、この役。
中村倫也の陰がある感じが大好き。
==================
劇中アニメ「サウンドバック」「リデルライト」はどっちも面白そうだなー、誰が考えてるんだろうって調べたら、
なんと辻村深月さんが両方とも12話ずつプロットを全部考えたとのこと!!
こういう執念、こだわりが、映画に厚みを持たせるんだね。