“刺され! 誰かの胸に!!”
劇中アニメの本気度が半端ない。
ビジネスのために、どこまで自分の意志を貫いて、どこから妥協・譲歩するべきなのか?アニメをつくるためには多額なお金が動いていて、さらにチームで作り上げる以上は妥協や譲歩は不可欠になるし、その狭間で揺れ動くアニメ監督はじめ周囲の関係者の葛藤がとにかくリアルだった。本作は、アニメーターだけでなく、声優や下請けスタジオに聖地巡礼担当の自治体の方まで含めて、幅広く制作側の現場を描いてたのが◎。
私は、アニメは大好きだが、その制作段階に関して詳しいわけではないので、アニメを作る過程について本作を通じて知ることができたのは単純に嬉しかった。