シカゴでオーダーメイドの紳士服店を営む裁断師(マーク・ライランス)が、出入りする顧客であるマフィアの抗争に巻き込まれる話👔🪡
アウトフィットとは劇中登場するアル・カポネが作ったギャング組織の名前と衣服や装備の意のダブルミーニング。
紳士服店のみで描かれるワンシチュエーションもので、舞台演劇でも観てるかのような感覚。主な登場人物は裁断師、受付嬢、マフィアボス、ボスの息子、ボスの部下とわずか5人ながらも二転三転する展開は面白かった✨
マフィア組織内部にラット(裏切り者)がいることが判明し、ラットの正体が記録されたテープを巡る会話劇だが、それぞれがつく嘘によって真相が隠されており観ている我々も予想ができない展開は疑心暗鬼におちいる。
巻き込まれた裁断師も自分の命を守るため嘘をつくことになり、誰がこの危機的状況を出し抜くのかハラハラさせられた😶🌫️
決して派手さはないものの上質な密室会話劇と言ったところで、惹き込まれるストーリーはかなり好みだった✨
終盤にわかる事となる過去から逃れられない運命はなんとも皮肉めいている。その運命から逃げるための思惑は最後まで見応えがあった✨