どちらでもない苦悩に心が痛む。「コーダ あいのうた」はとてもパーソナルな作品だったのだなぁと改めて教えられた。ただ、あの作品に声が凝縮されていた分、私の中での衝撃が和らいでしまったのは否めない。それでも、3.11の被災体験を聴かせてもらえたことは何より貴重な体験になったと思う。テレビが普及していても速報のあの嫌な音だったり、周りの声だったり、耳から入ることの方が多いもんなぁ。ユニバーサルなことまで考えが及ばなかったや。各自治体はどんな対策をしているんだろう。一般的なことは書いてあっても、それらについては見たことがないように思う。知らないだけなのかなぁ。日常の中の無神経さが露呈して少し怖くなった。引き出しを一つ増やしてくれたことに感謝したい。後、親であっても子の心は理解できないってことは肝に銘じたい。
