まつこ

まつこ

噂の女(1954年製作の映画)

4.4

どこまでも男をクズに描くなぁと作品ごとにその感覚が増す溝口作品。彼は男という生き物をこの様に思って生きていたのかと聞きたくなった。

女は女の性に翻弄されるけど、食いしばって立ち上がろうとする様が美し
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近松物語(1954年製作の映画)

4.0

ああ、人生ってこんな風に絡まりあってできてるんだろうな。悪い方に転がっても見えてくる真実と打ち明けられる想い。

正直に生きるのは楽じゃないけどだからこそ惹きつけられる。もっと生きたいと思わせることが
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祇園の姉妹(1956年製作の映画)

3.6

色の中に溶け込む感情。
男と女の愚かさ。

京都らしいやり取りの多さに口元が緩む。

したたかに舌を出して近づいても幸せにはなれないし、恋い焦がれ本気になっても目が覚めたら何もかも消えてしまうのかもし
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祇園囃子(1953年製作の映画)

5.0

画の美しさに唸った。
モノクロなのに鮮やかで艶がある。

舞妓は無形文化遺産どす!と言い切るあの感じも、芸者の嘘は嘘やなく、商売の駆け引きと言うのも好きだなぁ。舞妓の人権について屁理屈を言うとこもサイ
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歌麿をめぐる五人の女(1946年製作の映画)

4.3

コレはめっちゃ好き!

男と女の話は大抵野暮な話だし、愛と憎しみは隣り合わせ。手に入らないなら支配したくなるもんなのか。

映画って関わっている人の色というか生き方が見えるから、溝口監督についてもっと
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山椒大夫(1954年製作の映画)

-

生々しすぎて、痛々しすぎて、身体が強張った。

好きか嫌いかで語れないくらい悲しくて。でも、すごいなぁーとため息が出た。

イースター・パレード(1948年製作の映画)

3.6

偶然が紡いだ幸福度の高いミュージカル。

「今回のアステア師匠は甘さが私的に足りないなぁ。ガシガシッとした男っぽい役はジーンケリーの方が似合いそうだなぁ。」なんて思っていたのだけど、途中でようやく思い
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

3.4

何もかも振り切れたら喜劇にしか見えないのかな。

ティルダ姐さんとマティアスの全裸から始まる冒頭にドキドキ。美しいなぁ。なんて絵になるんだ!

撮り方が綺麗で、太陽の使い方が好みだった。衣装も美術も素
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冬の光(1962年製作の映画)

3.5

私に信仰心があったらもっとスーッと入ってきたのかな。

今年は「神の沈黙」と向き合ってばかりだ。彼と彼女の関係が神と信者のようで、世俗の中にも信仰心はあるのだと気付かされる。

あの手紙がイタイ。
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

5.0

最高にカッコよかった!
語ることなんてない!観ればいい!

どのシーンも曲もカッコイイんだけどランプを持って立ってるアングルとかめちゃ好み。

クネクネ、ピクピク、心に響く。

備忘録のために書き続け
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

5.0

戦争と花火。
失恋と慕情とワンダーランド。
ノスタルジーが全てを包み込む。

人も街も何もかも全てが巡り巡って結びつく。景色が変わり、文明が根付き、笑い声に溢れている今。なのに、だけど、「戦争はまだ終
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

1.9

うーん。
どのショットもモノクロだからカッコイイんだけど、何だかよくわからないし、私の感性とは違ったみたい。

始まってすぐのウザイやり取りは割と好きだけど。

パッション(1982年製作の映画)

-

ゴダールと私の関係はグッと近付いたり、遠退いたり。今回は「アーレーーー」な感じで帯を解かれ飛ばされた気分。

混沌と混乱。
私が感じ取れたのはそんなところ。

レンブラントの陰影はそんな感じだなぁあと
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ある結婚の風景(1974年製作の映画)

4.3

なんとなく借りたら…なんと5時間近い作品だった!∑(゚Д゚)

ある夫婦が見てきたことや感じてきたことを観る物語。
会話劇が好きな人は好きなはず!

・第1章
他人には見えないところで幸せは破綻する
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女は女である(1961年製作の映画)

5.0

ゴダール的ミュージカル映画。

わぁ〜わかるわぁ( ´艸`)の連続。

すれ違う男と女。
心と口に出る言葉はいつもあべこべ。隙間を埋めてくれる男は所詮、間男でしかないんだけど、なんとなく聞いていて欲し
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ハネムーン・キラーズ(1970年製作の映画)

3.6

愛しているなら殺して欲しい。
究極の愛の物語。

結婚詐欺&殺人を繰り返した実在のカップルを描き、フランソワ・トリュフォーが「もっとも愛するアメリカ映画」と絶賛した伝説のカルトムービー。

映画館で見
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クッキー・フォーチュン(1999年製作の映画)

3.9

家族ってなんなのさ。
ある人物の自殺をきっかけに人々の思いが交錯する。見栄と欲に皮肉とユーモアが混じったとってもアルトマンらしい一本。

始まりからアルトマン的な音が流れ、流れるようなカメラワークにワ
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.2

夢見ていた筈なのにいつの間にか堕ちていた女の物語。

アンナ・カリーナの可愛さにやられる。ベルモンド似の友人と飲みに行く日はアンナ・カリーナ気取りで服を選んでしまっているくらい最近彼女が好きで堪らない
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夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

5.0

男と女のめんどくさい恋愛喜劇。

「大人にとって恋愛は戦争かゲーム」と言っちゃう本作がとっても好き。

「男なんて自惚れの塊よ!毛むくじゃらで自慢ばかりで嫌いになればいいのに愛してる!」というのがなん
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

-

夜中にぼんやり見ていたらいつの間にか終わっていた。

ゴダールで最難解とかDVDに書いていたけど…コレを好きだという人にどこに惹かれるのか色々聞いてみたい。

響かなかったのは教養の足りなさなのか、感
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.8

強烈チョップにボリューム操作の自己演出。やっぱり大好きだ!カウリスマキ‼︎笑いが止まらないよ!

カウリスマキ節も健在だけど、初の長編だからか、個人的にはいつもより大人しく感じたかな。

ペロンパーさ
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勝手にしやがれ(1959年製作の映画)

4.5

とにかくカッコよかった‼︎

二人のベッドでのやり取りは男と女の本質を感じる。惹かれるのも離れるのも「愛」があってこそ。

小粋なやりとりにワクワクした。
またゆっくり見直したい。

男は女、女は金。
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

よかった!

犬と車のためだけどもそうじゃない‼︎愛する女性のために鬼となるJWが愛おしいけど不憫すぎる‼︎

更に細かな設定が色々出てきてワクワク♡イアン・マクシェーンのドンな感じにドキドキ♡ラスト
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ボブ・ディラン 我が道は変る 1961-1965 フォークの時代(2015年製作の映画)

3.6

ディランを通してその時代(1961〜1965)を知ることができる、教科書を読んでいるようなドキュメンタリーだった。

個人的には割と好きだけど、ガッツリとしたディランものを観たい人には物足りないかもし
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

嗚呼、切ない。
嗚呼、世知辛い。

今まで見たカティ・オウティネンの中で一番フツーの女の子だった。気だるさの中にも凛とした強さがある彼女が好きだけど、「売春婦!」と打たれて目を伏せる弱々しい彼女もなか
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野いちご(1957年製作の映画)

3.8

節目に自分の人生を振り返る。
内からくる感覚と外から浴びる言葉に耳を傾けて。

悪夢に魘されるくらい私の人生は虚無なものなのか。諦めたり、疑ったりするよりも、誰かと笑って過ごせる毎日がいいな。

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複製された男(2013年製作の映画)

-

ラストを迎えて「うそーん(-_-)」ってなって、悔しいからもう一回観てしまった。それでも咀嚼できたか微妙。小松菜かスジ肉が奥歯に挟まってとれない感じ。

作品内はめちゃくちゃ情報が少ないのに、ポスター
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キャバレー(1972年製作の映画)

3.8

二人の恋物語の結末はいかに。

メインストーリーに絡むアクの強い風刺にぷぷぷとなることもあったけど、どんどん笑えなくなる状況が切ない。

若い頃のライザ・ミネリが想像以上に可愛いくて驚いた。アン・ハサ
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アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生(2007年製作の映画)

2.3

写真がどんなに素晴らしくても、映像は別物だよなと感じる今日この頃。彼女の写真が好きだから気になっていた本作。

ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツをはじめとしたハリウッドスターやトランプ大統領な
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.5

何度も胸が張り裂けそうになった。

「国境を越えてあの人に会いに行けばきっと幸せが待っている」と信じて歩み続けた姉弟の物語。

不穏な空気に緊張と不安が押し寄せた。嫌な予感が映像に変わる。その上、そこ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.3

「♯愛すべき偏屈じぃ様」というタグを作りたくなるくらい愛おしい爺様だった。

彼が偏屈なのはそれなりに理由があって。それが紐解かれる度にどんどんと惹かれていった。

彼以上に奥さんがまた魅力的な人でし
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SHOT! The Psycho-Spiritual Mantra Of Rock (原題)(2016年製作の映画)

3.3

一言で言うと肌に合わなかった。

ひとつひとつのSHOTはやっぱり彼の作品だからカッコイイのに…過剰な演出に胸焼けしてしまった。ドキュメンタリー調でしっかりまとめてもらえた方が個人的には嬉しかったな。
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.5

男を喜ばすことがアタシの幸せと信じている女のちょっぴり苦い物語。

噂に違わぬ美しさ!
加賀まりこ氏をマリコ様と呼びたくなるくらい可愛すぎた!60'sのファッションやヘアメイクがどれもまた可愛いくて、
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ライオット・クラブ(2014年製作の映画)

3.5

「胸くそ映画」と言っている人が多いけど、思ったより胸くそではなかった。まぁ、アレはアカンやつやけども。

オリーくん見たさでカリコレに行こうかなと思いながら行けなかった本作。ポッシュのイカれた日常を描
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さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

3.8

「静かでハードボイルドそのもの」なフィリップ・マーロウものの本作。

なんとなく発掘良品でジャケ借り。そう言えばレビューでお見かけしたぞと観ながら思い出した。

セリフがいちいちオシャレ!
探していた
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デヴィッド・ボウイ 世界を変えた男(2016年製作の映画)

3.6

シン・ホワイト・デュークの頃のボウイが髪は何色?って聞かれて「何処の色?」って返すのがさすがだし、カッコイイ。

これからのことを聞かれ「今日の木曜と来週の木曜は違う。でも重要さは同じだし、水曜の次に
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