無味乾燥とした日常を送っている社長夫人（ローバー美々）が、夫から素行調査を依頼された部下の青年に接近してしまう。有閑夫人の精神的開放を描いている、レジェンド・ピクチャーズのOV作品。

社長（久保新二）により調査役に任命された部下の青年が、ヒロイン（＝夫人）のバッグに盗聴器を仕込んで、日常を追い掛けていく。青年による一方通行の横恋慕が扇情的に描かれており、二人の間に絶妙な距離感が保たれている。

楚々としたヒロイン役を演じているのは、コサキンラジオの"タロサ"ことローバー美々。口角が下がっているため、無愛想に見えるところが難点だが、キュッと引き締まった腰つきと女体特有の靭やかなボディ・ラインを堪能することができる。

やっていることは、ベッタベタの昼メロ路線。男と女が短期間のランデヴーを演じて、離れ離れになって、ハイおしまい。ドラマ自体はベタだけども、「こんなことやっている人、実世界にいくらでも居そうだなぁ」と思わせられる。