はじめにいわせていただくと万人にお勧めできる作品ではありません。特にドラマを見ていない人は見ない方がいいでしょう。
久々に映画館に足を運んで見た作品。しかも初日に。ドラマでここまではまると思わなかった作品だし今回の映画版では出版関係の宣伝(あおり)も相当すごかったので勝手に自分の中で盛り上がっていました。反省。
関係者が口々にスタッフが同じだと語っていたのでそれなら大丈夫だと思っていました。ところが最も大事な脚本家が変わっていました。これはもはや別作品。ドラマでは主役二人の気持ちの変化や盛り上がりが実にうまくきれいに進み感動へと持って行ったのにこの映画は単なる原作のダイジェスト。薄っぺらい内容でイベントが次々並んでいるだけ。これではどうしたって盛り上がらないんです。自分は原作から補完したセリフなどで勝手に心動きましたが何も知らない人が見たらナニコレ？って思う事間違いないです。
5つ星入れるような方々の大半は安達x黒沢(赤楚x町田)を見ているだけで幸せって方たちの評価なので初見の人たちは誤解するだろうなぁと思いました。せっかく同性結婚のような大事なテーマを扱っているのに内輪で騒いでるだけでこちらに疑問や新たな提案など何も提示しないって何のために映画作ったのかと問いたくなる。
結果として自分の評価は3.0ですが、俳優陣はみなさん素晴らしいので+0.3で3.3とすることにしました。
