ゆうた

マザー/アンドロイドのゆうたのネタバレレビュー・内容・結末

マザー/アンドロイド(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台となるのが 普通の街→森林→でっかい倉庫みたいなところと、明らかに低予算で作られたのが分かる映画。
なぜ中国や韓国が安全なのかの理屈がわからないから、韓国に向かうためにリスク犯す2人に感情移入しにくい。
そもそもシュワちゃん演じるターミネーターと違い、本作のアンドロイドは拳銃を5、6発当てれば倒せる程度の代物なので、曲がりなりにも軍が機能しているなら森の中に引きこもっていないでおまえら軍隊が攻撃しろといいたい。
仮に北米大陸の政府が機能不全になってるにしても、まさか世界で韓国だけが安全なわけでもあるまいし、ヨーロッパからも軍隊送ってもらってアンドロイド倒してもらえばいいだろと思う。食糧不足の韓国がわざわざ太平洋横断してアメリカまでガキひとり受け入れに来てるとしたら、その余裕を使って少しずつでもアンドロイド倒してもらった方がいいぞと米韓両政府に教えてあげたい気持ちだ。
「愛は利己主義で人間には愛があるから云々…一方のアンドロイドは目的のためには自己犠牲もいとわないから云々」という、前後の流れやその後を展開を考慮すると明らかに唐突なセリフがあって、まあつまりこれは最終的な「自分たちが育てられなくても子どもにチャンスを与える」という自己犠牲、利他的行動につなげたいのは分かるんだけど、それにしてもやっぱり不自然すぎる。
生まれた子どもを船にあずけるというオチはどことなく「トゥモローワールド」を想起させて、そういえばあっちも森のシーン多かったなぁなんてことも思ったけど、「トゥモローワールド」は兵士のドンパチの迫力や絵作りが違いすぎた。

制作がリブート版「猿の惑星」のマットリーブズでこんなヘッポコ映画ができるんだなぁって妙に感心した。
ゆうた

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