イギリス植民地時代のインド。
イギリス領インド帝国総督に奪われた少女の奪還を目論むビーム。
目的を持ってイギリス政府の警察官として活動しているラーマ。
ある救出活動を切っ掛けに、親友として関係を築いていったが、互いの素性が分かった時、2人が選択した道は・・・。
「バーフバリ」のラージャマウリ監督作品。
上映時間179分という長さを感じさせない、超濃密エンターテイメントアクションムービー。
メリハリのある構成、インドアクション作品のいいところがこれでもかと詰まったような展開に魅せられます。
ラーマとビームは、インドの独立運動の英雄として崇められる実在の人物がモデルで、2人が実際に出会っていたら・・・という着想の元に作られたそうです。
どちらも魅力的なキャラで、超人血清を打ったかのような戦闘シーンは、カメラワーク、演出と、快哉をあげたくなります。
劇中入るダンスシーンも、唐突感なく流れの中にスムーズに入っていて、2人の友情の深さを表す意味も持っていて最高。
ナートゥダンス、恐るべし。
そして紆余曲折を経て迎えるクライマックスシーンの豪快さ、そしてそこから浴びる痛快感。
ラージャマウリパワーを存分に堪能することができました。
