バーフバリが大好きなので、RRRも公開前からだいぶ楽しみにしていたけれど、その期待を軽々と超えていった。
アクションと歌とダンスが最高なのは最早言うまでもないので割愛するとして、今作は神話に裏打ちされた見せ場と、脚本における因果の重ね方が見事だった。
色々な映画で「そうはならんやろ」と言いたくなるシーンを見てきたけど、今作はプロットが丁寧なのでストーリーの流れに納得ができるし、無駄がない。ダレそうな部分もダンスで演出してくれるのでまったくダレない。インド映画強すぎないか。
そもそもビームとラーマの有り方からしてバリバリに現代の神話で、明らかにやりすぎなシーンも「まあ現代の神話だしな…」と力技で納得させられてしまう。
ラーマが銃の名手なのは、ラーマーヤナの方のラーマが弓の名手であったことの再現だと思うけど、ラストの展開で全身の毛という毛が総立ちになった。もう包み隠さずに神話なんよ。
マスケット銃二挺持ちのシーンでビームに装填してもらうの、『リベリオン』の好きすぎるリロードシーンを思い出して大興奮した。
とにかくもう全部のアクションシーンが凄い。しかも今作はバーフバリに比べてアクションのバリエーションに富んでるのでほんとにすごい。ゴリッゴリにスローモーションを効かせた高カロリーなアクションシーンからしか得られない滋養がある。
インターミッションって表示されたけどインターミッションはありませんでしたね。
３時間があっという間だった。最高でした。
