手っ取り早く異世界に連れて行ってくれて、分かりやすくて素敵な夢を見せてくれるインド映画、やっぱり最高だなーって思った。
大きな仕事が終わったあととか、友達と浴びるほどビールを飲んだあととか、そんな爽快感が気持ちよく残った。どこまでも清々してくて、一点の曇りもない完璧なハッピーエンドだった。ビールは好きじゃないけれど。
インド映画の最も好きなところの一つは、あのあと2人はどうなったんだろう、彼は幸せだったけどもう1人の彼は?とか、そんな考察が不要で、きちんと物語が映画の中で終わってくれることだ。物語が着地するための180分だと思えば長くない。実際あっという間だった!
フランス映画やエモという虎の威を借りた最近の邦画とは対極だな。立派な娯楽で、現実離れしていて、ファンタジーで、限りある夢を夢と自覚しながら見させてくれる。すごく素敵だと思う。
複雑極めた社会を生きる現代人に必要なのはインド映画だね!
あーあ、これくらい現実も単純明快なら良かったのになあ。
追記。
インドの俳優たち、バイタリティがアスリート並み…すごい。。。
あと結構ナショナリズム煽ってたけど、英印政府間で植民地時代の賠償的なものが取り交わされたりしてるのかな?調べる。