ふわふわ

RRRのふわふわのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごいものを見た...。どう表現していいか分からないけど、すごいものを見た...。これは絶対に映画館で見るべき映画だと思う。映画館のデカいスクリーンと音響があってこそ完成される映画だと感じた。
あの日から、今まで感情を押し殺して目的を達成するために生きてきたラーマが、一度自分の使命を放棄してまでビームを救うために動いたのが印象的だった。ビームも親友にあれだけのことをされて、俺は森で生まれ、無知だった...と、自分を省みれるのがすごい。二人とも息ぴったりで素晴らしい友情だった。ナートゥ!のシーンが印象的すぎる。ラーマが血と共に涙を拭うシーンが大好き。二人が通じ合う時があのリズムから始まるのが好き。言葉なんてなくても二人は強い絆で繋がってるんだな。言葉で対話してしまったからこそ、友情が引き裂かれてしまったというのが対比になっていてすごい。
共同作業で始まり共同作業で終わり、銃弾の価値を説いた人間が銃弾の価値を説かれて終わる。そういう構成大好き。
溢れんばかりの素晴らしい筋肉や、素晴らしく良い顔や、戦闘シーンや、ラストの爆発に次ぐ爆発!カメラワークなど、映像がとにかく素晴らしかった。いたぶられているシーンを見るのは感情移入してしまって苦しくなった...
しかし、本当にあの頃の価値観は酷かったんだな...と歴史についても考えさせられた。教科書の単語と浅い説明でしか知らないことについての解像度が上がったし、もっと詳しく調べてみたくなった。こうした歴史を知り、忘れずに居るだけでも当時の人たちが報われるのではないかと思う。
インド神話は少しかじった程度なので、もっと詳しく調べてみたい。
ふわふわ

ふわふわ