初めて映画館で殺されかけた作品。
一般上映していた時期から少し外れていたため、配信まで待とうと思っていた矢先、立ち寄った立川の映画館がRRRを激推ししていたため、大画面では楽しむことができた。
が、ダンスシーンとエンディングの計2回、息ができなくなるほど大笑いをし、上映中はお静かに、を盛大に無視することとなった…ごめんなさい…。
でも、あれは我慢できないよ…。
周りがあまりに反応なくて(反応してても腹抱えて暴れ回ってたので気づかなかったけれど)、逆におかしいのは周りで、みんなサイコパスなんじゃないかと思ってしまった…。
このように、個人的な笑いのツボを完璧に捉えられたこの作品なのだが、そういった少々ずれた楽しみ方は抜きにしても、純粋にストーリーの面白さと画の力で3時間夢中にさせられるポテンシャルがある。
インド映画は「きっとうまくいく」で成功体験があったため、意外というわけではなかったけれど、期待を遥かに上回る出来だった。
特有のフォーマットに乗りつつ、ここまで上質のアクション超大作が作れるのだから、ハリウッドの対抗馬になり得るのはインドの映画市場のみだろう。
…そんなことまで感じさせてくれる、ほんとに優秀なエンタメ作品、ぜひ多くの人に視聴して欲しい。