ハヤシ

ヘルドッグスのハヤシのレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
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最近韓国映画・ドラマばかり見ているけど、近年のヤクザ映画を観る度に邦画にも骨太の作品あるぞ!と思う。と同時に、ストーリーの繊細さみたいなところでは邦画に軍配が上がるんじゃないかなとも思う。自分が日本人なので理解しやすいという面はあるだろうが。

悲恋だなあ…ねえ…馬鹿デカい感情〜みたいなのをなんでも恋と語るのには抵抗があるけどこれは悲恋としか言いようがない。

速くて重くて泥臭い岡田准一と軽くて長くて危うい坂口健太郎のコンビ、良い。岡田くんがマジで速くてびっくりした。ぶつかり稽古の負け知らずすぎる。

側近を銅鑼の音で呼びつけるMIYAVI、回し蹴りで酒瓶を砕いておきながらしっかり自分で拾って片付けるMIYAVI、周りの人たちに比べて格段に浮世離れ(キュート)していて良かったです。

出番が多かったわけではないけど、松岡茉優のかわいいとか綺麗とか以外の軸でも戦えるところが見られて良かったし、もっと見たかったな。

そういえば良い大人である主人公が女子高生とデートの約束してんの何?って思ってたけど、あれ映画オリジナルの部分なのか…わざわざそういう改変加える必要あった?そういうところがキショくて残念だな…それか出月梧郎は高卒で当時未成年だったとかか?
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