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名探偵コナン ハロウィンの花嫁のkumaのレビュー・感想・評価

4.1
My favorite Detective Conan Soundtrack - #2 I'll Be There | KaitoKoruba(https://youtu.be/-fYrHd8pIpU)
コナンのサントラの中でも好きな曲の一つ。(あとはNeed not to knowとか)それと同じくらい今作の菅野祐悟さんによる音楽が映画にハマってました。大野克夫さんの「伝説的音楽」と菅野さんの「現代的音楽」がミックスされたメインテーマも最高でした。

26年目(25作目)の「劇場版名探偵コナン」は96年生まれの筆者にとってほぼ同い年。小さい頃は「「ニュース7」が終わったら「コナン」」が毎週の楽しみになっていました。そんな「過去の思い出」が「今現在」と交差する今作。歴代の中でもトップクラスに完成度が高いと感じる、好きなコナン作品になりました。

というのも事前に監督が満仲勧さんになったことと、先述した音楽が菅野祐悟さんになったことを事前に知っていたので「何かしらの変化があるのでは?」と期待していました。その期待を遥かに超えていたので、その「嬉しいギャップ」が5本の指に入るくらい好きな作品になった理由です。

ストーリーが進んでいくうちに、またトリックが明かされていくうちに筆者は観ながらずっと「うまいな」と唸っていました。その感じが近年のコナン作品には無かった気がして、構成に新鮮味を感じました。

また「過去から現在へ」と繋がっていくストーリーのように、映画一本を通して繋がっているように見えるのも良かった点です。特にOPが途切れることなく、かつ違和感なく繋がっているのが今までには見られなかったところでもあって観ながら感服しました。(「原点回帰感」があるのも良かったです。)

四半世紀たった中でも現在進行形の「名探偵コナン」を見せてくれた今作。そんな作品に「スパシーバ (ありがとう)」と言いたいです。

追伸
・「水平線上の陰謀」あたりから、毛利小五郎にどこか「ジェームズ・ボンドみ」があるなと感じていましたが、今作でもその要素を一瞬でも垣間見れたので良かったです。あと安室さんは今作で「イーサン・ハントみ」があるんだと確信しました。
・本庁の刑事たちによる恋物語が多くありましたが1人だけ「トレンディ」な白鳥さんが個人的には面白かったです。
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