このレビューはネタバレを含みます
単独犯史上最高火力の犯人
前作「緋色の弾丸」が映画として最低の出来だったが、監督が変わったこともあってか、今回はそれなりに見られる作品でした。
安室さん同期が勢揃いというファンムービー要素を携えてはいたものの、前作ほどの愚劣な排他性を備えていなかった点は良いリハビリ。
気持ちばかりの推理パートが戻ってきた点も評価したい。質は著しく低いが。
あとは相変わらず博士の道具頼みのとんでもアクションがクライマックスの熱量をいい感じに削いでくれたり、久しぶりの歌詞付きテーマソングの流しどころがとても下手だったりと、気になる点はあるがここ数年の中ではそれなり。
そしてそれにしても火力の高い犯人だった。
あそこまでの身体能力と行動力を備えた単独犯は初ではないか、コナンというよりはSPECの世界観に近づいていくな。
主題歌のBUMP OF CHICKENがいい感じに流れ、お馴染みの実写渋谷エンドロールのコレジャナイ感まで楽しんでいたところ、来年は黒の組織登場との予告。
いい加減にしてほしい。