べ

ダイ・ハードのべのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード(1988年製作の映画)
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権威や財力の表象としての高層ビルに反社会的なものの表象としてのテロリスト達が登っていくものの、最後はそのテロリストがビルから落下するというあからさまな記号によるプロパガンダとも言えるような作品(笑) しかしその記号的解釈が容易ゆえに物語の構造理解が比較的容易な作品かと。
この手の作品はFBIや政府といった権威ある機関が無能な組織として描かれることが多く、その反対に一般人的立ち位置にいる主人公が活躍することが多い。この作品の作られた時代背景を考慮すると差し詰め「個人主義の表象」といった所だろうか。
しかし副題的にアルの成長物語までも挿入されていたのは中々面白かった(笑)
べ