雰囲気だけの映画
演出の下手さが特に目につく
長回しショットとか多いんだけどそんなにいいかな?
言っちゃ悪いけど原田美枝子さんみたいは割と歳いってる女優さんの横顔の長回し見せられても…という感じがするしそれ抜きにしてもあまりに長すぎるみたいな所があった
お話の展開も正直キャラクターの描き込みがそんなに厚くないからお母さんは結局ただのクソ野郎にしか見えませんし、そのクソさがフィクション的に面白いようなものかと言えば別にそうでも無い
あと主人公の会社で作ってるAIはなんなの?
「忘れていく母」との対比になっているのは分かるけど、だからなに?という程度にしか描写が無いし
半分の花火も物語の重要なキーワードっぽく登場するけど別に最後にその意味が明かされても観客はそこで初めてその正体が分かる(それまでに登場したなにが伏線になってるとかでは全くない)からなんのカタルシスも感じようがない
キャスティングの話だと菅田将暉と長澤まさみって夫婦に見えなく無い?
ちょっと年の離れた姉弟にしか見えません
全体的にどう見せたくてこういう演出してるんだというのは分かるけどそのどれもが別に目新しくもなければおもしろくもない
正直観たあとに何も残らない映画だった