最初は人生の儚さを描いた映画かなと思ったけど、実は壮大なラブストーリーやったんや😍
そして契りを結び人生を共にした男女の心中ものとも取れるかな・・・
ポスターの2人がベットで薔薇に囲まれて並んで横たわる上から見た姿は「心中天網島」の治兵衛と小春が心中を遂げて並ぶ上からのショットも想わせたけど・・・😁
直前のインタビューでインスパイアされた日本映画として「姥捨山」や「心中天網島」もあげてたので、あながち的外れでも無いと思うんやけど・・・😅
妻は定かで無い意識の中でも夫を愛してたんやろな・・・
もちろん夫も愛人を作りながらも一番は妻が気がかりやったのは間違えない😘
2つに分割された場面は夫婦の分断や、すれ違い、バラバラの感情の表現や無く、2つで1つのペアの意味やと思う👩❤️👨
1つのピースが欠けて画面の半分に何も映らなくなった時点で2人の人生は終焉を迎えた事になるのか・・・
そして、お互いが人生を終えて2人の生きた証である魂の宿ってた、大量の本やレコード、ビデオ、ポスター、写真、家具等の痕跡は残された者によって整理されて住まいだった部屋も空っぽになる・・・
それは、まるで真っ白なキャンパスにも見える・・・
ただ残るのは2人のお墓だけである・・・✝️
その部屋には、また新しい住人が・・・それは息子かもしれないけど・・・また新しい痕跡を残していくんやろ・・・
この世は全て諸行無常である・・・
ただし、男が突然ポックリの死んで残された嫁さんが後を追うように死ぬのは連れ合いを持つ多くの男が思う事で監督自身の願望もあるんやろけど・・・😆
とにも、ロマンティックで実に味わい深くも美しい映画として観ました😍
ところで夫役は映画監督のダリア・アルジェントで、その妻役は今年リバイバル上映されたジョン・ユスターシュ監督「ママと娼婦」の彼女やったんやネ😘