すみれmovie

スクール・アローンのすみれmovieのネタバレレビュー・内容・結末

スクール・アローン(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

「ホーム・アローン」の二番煎じ……っていうのはシチュエーションとあらすじでわかってたんだけど、完全に下位互換になってしまっていたのが残念。

子どもと泥棒のみに焦点を当てた「ホーム・アローン」のやり方って、実はめっちゃ正しかったんだな。

泥棒も弟ぐらい抜けてないと、ファミリー向けの作品としては笑えない。
姉とその恋人はがっつり悪人すぎて、人を監禁したり子どもを脅迫したり。その割に犬や幽霊にビビって失敗したり、設定が不安定で見ていられないシーンがちらほら。

あと、コメディー×仕事熱心で放任な親ってどう考えても相性悪い。
自分たちが娘を忘れてきたくせに、途中なんかふざけてるし。もっと心配しなさいよ……ってなる。
「ひとりで心細いだろうな」と言う兄や、「何があっても迎えに行くよ」って言ってくれた用務員さんのほうがちゃんと心配してる。

「私たち駄目な親ね」「共働きだから仕方ないよ」と言った口で、直後に「家族をやり直そう!」みたいになるのもよくわからない。
これ、娘が危険+大雪でキャパ超えて、テンションが上がってるからそう言ってるんじゃないの?と。
最初は良くても、数週間もしたらまた元に戻りそう。

なんてったってイジーが9歳だから9年、親に呆れている兄がいるから、もしかしたらそれ以上の年月、この状態に気が付かなかったわけだし。

まあ、エンドロールのNG集は面白かった。似たようなネタで、観ていて不快にならない「ホーム・アローン」ってほんとうにすごかったんだなと。
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