監督は快作「96時間」のピエール・モレルさんだが、この人は「96時間」貯金でなんとなく期待させてくれるが、それほどでも無かった作品が多い。今回もちょっと期待……というか信じたい私がいた。着いていきたい私がいた。彼を忘れられない私がいた。
今作は戦闘シーンが大半を占めているが、微妙なコジンマリ感と似たようなシーンに麻痺してきて、後半から夢中になれない感じに。
事が済んでからの感動誘い演出も、もう少しスマートに終わった方が感動的だと思った。
ワイドショーでニュースを過剰に悲しい音楽で演出するアレな感じがしたのは私だけだろうか。
しかし！
観るべき部分はあり、特にヘリ攻撃はワクワクした。
敵に囲まれ絶体絶命戦争実話ベース作品「アウトポスト」より、作りづらい環境（似たような風景）の中、飽きさせない努力も感じた。
「96時間」貯金がまだ残っているので、監督の次回作も期待します。
「96時間」は本当に良い作品でした。
貯金は大切ですね。
