「忘れないこと。守ること。絶対に、泣かないこと。」
途中絶対皆が一斉に泣いたシーンある。大変良かった。あれこそ映画館の醍醐味。
なんで図書館に行くと消えずに済むんだっけ?と帰りながら考えていたら、そういえば想像力の塊である本はイマジナリーにとって酸素みたいなものだった。脚本に隙がなくていい。『メアリと魔女の花』は隙が多くてあまりノレなかったというか、設定として惜しい箇所が多かったけど、今回はしっかりやってほしいことをやってくれた。いいぞポノックその調子だ。
自分も想像上の友だちというか、絵に描いて遊んでたな。アイツはイマジナリーではないか。
偉人のイマジナリーが出てくるのは面白かった。そうか、本人はいなくなってもイマジナリーは生き続けるかもしれないのか。その発想はなかった。『インサイド・ヘッド』はあくまで心の中の存在だったから、現実には直接干渉してこなかった。実体を持つキャラクターとしたのはいい塩梅のファンタジー感。
テーマとしては『トイ・ストーリー』と非常に近いものがありましたね。アンディと直接会話するウッディみたいな。