3DCGの使い方はめちゃくちゃ好き。これは百瀬ヨシユキSF三部作が死ぬほど好きなのと多分同じフィーリング。
クライマックスをあの狭っ苦しい病室だけでやり遂げようとするのは謎。あの場所が外せないにしろ、壁が開いたり空間が拡張したりするしかけでスペクタクルがあっても良かった気がする。その前で散々CG使ってめっちゃいい感じでやってたやん! 『ラ・ラ・ランド』冒頭の高速道路のミュージカルシーンが苦痛だったことを思い出した。
セリフが多すぎる。画は好きなのに全然セリフと有機的に絡まないまま進んでいっているような。ラストの病室以降でやっと噛み合いが駆動し始めた感じがした。
イマジナリーフレンドなんて自分には無かったぞ、と観始めた頃は思っていたけど、映画を観ているうちに思い出した。僕のイマジナリーはポムという名前で、ハム太郎的なキャラだった。そこだけ妙に劇中の母親とシンクロしてしまって嫌いにはなれない…というより好きかもしれない。
百瀬義行にちゃんとした脚本を渡してくれるプロデューサーは居ないんですか…?