減点するところがなくて100点って感じの作品だと思う。正直これだけアニメーション作品が盛り上がってる中においても爆発力はない。でも一つひとつ丁寧だし、髪の毛や顔の陰影など、手描き感のあったかみがいいね。
傘で空を飛んだり見立て遊びをしたり、子供らしい想像力をそのまま絵・アニメーションに起こしたような映画で、観てて豊かな気持ちになった。
子供の成長=イマジナリーフレンドの不要化というテーマを描く作品の中ではとてもストレートで、力強い。
いつか忘れてしまうかもしれないけど、一緒に過ごした今この瞬間はたしかに素晴らしいものだとセレブレートする姿勢、
あと「信じたいと思うことは信じるに値すること」ってセリフにボロ泣きしてしまった。
海外の児童文学って感じで、私には居心地のよさを感じさせてくれた。
もうちょっとたくさんの人に観られてほしいんだけどな〜