パンデミック以前に製作されたとは思えないほど、ロックダウン状態の人々の生活と精神描写がリアルだなあと思った。
ジョヴァナとヤーゴ、2人の性別が違えば展開も大きく変わったんだろうなと思ったり、否応なく押しつけられる性別による役割というものを浮き彫りにするようで、ジェンダーや人生観について強く訴えてくる作品だったなと思う。
自分がこの作品の世界の人物だとしたら誰に近い行動や思考を取るかなと考えながら鑑賞するけど、どのキャラクターにも共感するところはあったし、実際にパンデミックによる隔離を経験したことはこの映画を見るにあたって沢山影響しているなと思った。
普段インドアな自分でもやっぱりあの時期は外に出たかったし。生きるのって色んな要素が複雑に作用しあってバランスが取れてるのかなと改めて実感した。