Yuichi

生れてはみたけれどのYuichiのレビュー・感想・評価

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
4.2
東京郊外の新興住宅に引っ越してきたサラリーマンの家庭。物語前半は、サラリーマンの息子兄弟が転校先のガキ大将になる話。後半は普段厳格な父親が、友達の父親(上司)に対してペコペコしている姿を見て幻滅するという構成になる。生まれて初めて接する社会人である両親はこの世のすべてだと感じていたがそれが揺らいでしまう。親も一人の人間であるという事を認識し、子供は大人になってゆく。
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