あの線路向こうでは、教室内政治に巻き込まれながらの喧嘩があり、線路内のほうでは何でもありの喧嘩がある。
お父ちゃんが偉いだなんだのというが、この子供たちはもうすでに父親の言葉を経験しはじめている。い…
お弁当+たまご+おむすび◎
監督:小津安二郎
原作:ゼェームス・槇(小津安二郎)
脚本:伏見晁
美術監督:河野鷹思
撮影・編集:茂原英朗
撮影補助:厚田雄春
両親と郊外に引っ越して来た小学生…
敬愛するカウリスマキが愛する作品で、僕も大好き!
サイレント時代の最高傑作だと思う。小津の子供達が躍動する。
頭に下駄や弁当を乗せ、ポケットに手を突っ込み、謎のポーズで悪態をつき、謎の呪文ゲームでボ…
物語の筋立てはシンプルにして軽妙。登場人物たちのキャラクターも立っており、凝りに凝ったカメラワークと小気味良い編集のリズムは見事と言う他ありません。
父親の知られざる素顔に幻滅した兄弟が反乱を起こす…
このレビューはネタバレを含みます
大人は社会人になると上役におべっかを使ったり、ご機嫌とりをするそれも仕事の一部と諦める。
しかしそれを見た子供達、まだ腕力がものをいう時代、いじめっ子に立ち向かっていけるので父が不甲斐なく思え反抗…
小津のサイレント映画観る
久しぶりまた観るです
麻布から専務宅近所の郊外に越
してきた吉井。腕白ざかり二人
の息子に厳格な父だが。。
面白かったです
時期問わずに小津最高傑作と推す人もい
るかと…
(別媒体から感想を転記)
2021/03/08
単純で残酷だが柔軟な子どもの権力関係と、複雑で固定化した大人の権力関係を炙り出す。日本サイレント時代の金字塔とされるらしいが、その名にたがわぬ傑作。…
『お早よう』を観た流れで、こちらも鑑賞。戦前の小津は初だったけど、これもおもしろいし、洒落ている。
サイレント作品で、セリフのテロップが出るが、若干、旧字が読みにくかったりはした。90年前だもんな…
サイレント映画という表現の制限がある中で、それを最大限に活かした演出力と独特のユーモアのある小津節の台詞が素晴らしい世界観を構築している。子供の目線で描かれており、話自体はとてもシンプルだが、何でも…
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