しょまっち

生れてはみたけれどのしょまっちのレビュー・感想・評価

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
3.8
さすがはキネマの豆腐屋!
東京郊外に引っ越した
中流の家族の他愛ない日常を映しつつ
お金があればエラいのか?
地位のある人にペコペコするのは
意気地が無いのか? というような
普遍的で核心めいた命題に
ナチュラルに接近していく

父親ごときに挨拶するのに脱帽したり
喧嘩を売るときや売られたとき
サッと履いてる下駄を手に取ったり
時代感たっぷりの子供のしぐさが
かわいらしいんだなあ
   
2020.10.25
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