めちゃくちゃに捻くれた愛の物語。
スイス・アーミーマンの監督コンビによるマルチバースカンフーアクション家族愛コメディ。脅威の視覚情報量でもう画面眺めてるだけで面白いんだけど、その根底にある移民家族の悩みや摩擦は真摯に描いていて、親視点でも2世視点でもかなり胸にくる内容になっている。
インディ・ジョーンズやグーニーズでお馴染みのジョナサン・キー・クァンの突然のカムバック(そして演技がめっちゃ良い)もジェイミー・リー・カーティスのノリノリ感も最高だし、キャストのアンサンブルをはじめ、美術、サウンド、編集といろんな面でのハイクオリティさが話のぶっ飛び具合をサポートしてて見事。