Palakさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

2.0

マルチバースという禁じ手の飽和の果てというか、マルチバースと相性のいいデッドプールの全てをネタにするというスーパーパワーをもってしても、いまいち見てる側、やる側の疲労感が拭いきれてないのを感じてしまっ>>続きを読む

ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(2023年製作の映画)

3.0

だいぶ前にトロントで観たので記憶が曖昧だけど、現代のコンテキストに落とし込んだヴァンパイアコメディものとして嫌味なく楽しめる佳作だった気が。

Longlegs(原題)(2024年製作の映画)

3.5

いやーこれは面白かった。オカルト版セブンや羊たちの沈黙という感じで、ともすればチープな小品に収まりそうな内容だけど、巧みな演出とマイカ・モンローの力のこもった演技で最初から最後まで魅せられた。

ニコ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

なるほどこれはこの組み合わせというか空気作れた時点で勝ちですわ。
物語の薄さやキャラ、台詞の平凡さはかなりあるものの、そこを魅せる映画ではなく、主人公コンビがイチャイチャしつつたまに人殺す限り無限に量
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

2.5

80〜90年代に作られたレズビアン・エクスプロイテーション映画をレズビアン主体に描き直すという、外見に反してかなりコンセプチュアルな映画なので、コーウェン印のシニカルなコメディを期待するとズレる。

MaXXXine(原題)(2024年製作の映画)

3.0

ミア・ゴス×タイ・ウェストのスラッシャー三部作の最終作。今回は80年台が舞台で、例によって当時の映画を再現するような形で作られてて、その遊び心と相変わらず切れ味のあるミア・ゴスの演技は楽しめる。ただ、>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

3.0

オカルトにあまり興味がないのでスルーしてたけど、The First Omenが結構面白かったので今更見てみた。
昔の映画もバカにできないなというか、当たり前だけど面白い映画は今見てもちゃんと楽しめると
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.0

あーなるほど、こういう映画にしたのかさすがPIGの監督だわ。好きです。
動物大好きサルノスキーが、豚の次は猫を連れ込んで、お得意のジャンル映画の皮を被せた喪失と再生の渋いドラマを届けてきたぞ。またして
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.5

軽いノリになってしまってた前作から一転、シリアスなトーンで人種差別批判を盛り込みながら、猿の惑星へと向かう重要な起点を描く、4作目にしてまさかの傑作。

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.0

ジェンダー平等の後押しとなる作品で、大義があるのは分かってるし応援はしたいんだけど、さすがに色々スベッてて全然面白くない。
カマラ・カーンのキャラと愛らしさに救われてる作品。

The Bikeriders(原題)(2023年製作の映画)

3.5

アメリカの男臭さを描くプロ中のプロであるジェフ・ニコルズが、その手腕を活かしまくったアメリカ臭マックスの激渋ドラマで、演技もみんな秀逸でめちゃくちゃ面白かった。
んだけど、話自体があまりにクソというか
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

2.5

ラストの謎のホラー感はいいけど、前作までのシリアスで警鐘的な流れはすっかりなくなり、コミカルで軽いノリになってしまってるのがかなり違和感あった。

猿の惑星(1968年製作の映画)

2.5

初っ端から宇宙船内でタバコふかしててビビる。

メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.0

映画として非常に巧いし演技もさすがなんだけど、ノリというか音楽や描き方が、非常にセンシティブで、ある意味被害者のいるトラウマ的な題材を、監督や俳優たちクリエイターの表現手段として、エンタメとして消化し>>続きを読む

In A Violent Nature(原題)(2024年製作の映画)

3.0

ゴースト・ストーリーの殺人鬼バージョンというか、殺人鬼視点で展開されるなかなかユニークなスラッシャー。
視点の独自さをいかすためか話自体はかなりスタンダードなのでそんなに映画としてエキサイティングなも
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スクリーム6(2023年製作の映画)

2.0

前作に輪をかけて不死身な主人公たちのせいで緊張感ゼロ。

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

2.5

この前日譚シリーズ、途中からほぼ猿しか出てこなくなって久しいけど、やっぱりこれ地味にすごいことだよな俳優に頼らず映画作るのって。アニメ抜いたらアバターとこれくらいじゃないか成立してるの?

話は監督が
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

2.5

シャマランの娘だと知ってるからか、この微妙な展開というか妙に信心深いノリにも納得してしまった。まぁ面白いかと言われるとそうでもないんだが、それもまたシャマランの血筋ということで。

I Saw the TV Glow(原題)(2024年製作の映画)

3.5

長編デビュー作としてはかなりしっかり監督の味が出た良作。厨二病って馬鹿にされがちではあるけれど、本人にとっての疎外感や違和感、孤独は時に恒久的でシリアスな問題で、それがモラトリアム、鬱として大人になっ>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

神話の映像化だった。
今のところこの世で最高の映画のひとつだと思ってるフューリー・ロードの前日譚であり、マッドな世界観の掘り下げと共に描かれる、戦士フュリオサ誕生の物語。

ジョージ・ミラーの寓話的な
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

どういう人間がこういう作品作れるんだろう?濱口竜介作品は映画ではない何かを見てる気分にさせられる。

最後が衝撃的ではあるけど、ここまで深々とただの日常シーンで魅せることができるなら、むしろそんな捻り
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フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.0

なんでチキンスープってこんなマズそうなんたろう。
演技が非常に良かった。