長谷川朗

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの長谷川朗のレビュー・感想・評価

4.7
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを試写会でついに観ました👀
予告を観た瞬間から今年のベストと思ってた作品。来年3月3日公開だから暫定来年のベスト。

想像以上にすごいものを観たという感じ。まだ頭の整理つかないし情報量多いから何度でも観たい。

やっと観れた!という気持ちで冒頭から少し涙目で家族のドラマと変な展開に興奮して、マルチバースのことが描かれ始めてから情報量も増えてきて、カンフーアクションや下ネタにばかだなーって笑いながら、でもいつの間に感動して泣けるすっごく変な映画。

描いてることはすごくシンプルな家族の物語なんだけど、その描き方が監督の頭の中が溢れ出したような、かなり奇抜かつ哲学的なので人を選びそうな作品なんだけど、これがアカデミー賞作品賞を本当にとる可能性があるという事実がすごい(いい意味で)。

ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンが賞レースにぎわしてるのはもちろんだけど、娘役のステファニー・スーが素晴らしい!今後めちゃめちゃブレイクすると思う。

あとサントラずっと聴いてきたけど、やはりめちゃくちゃいい。前哨戦ではノミネート見ないけど、オスカー作曲賞にノミネートされてほしい。今年のベストサントラ。
主題歌も。

また、ダニエルズが監督なので、下ネタがいつものようにあり、そこが過去作含めあまり好きではない。少し冷めてしまうところはある…。
長谷川朗

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