このレビューはネタバレを含みます
超好き!
ぶっ飛んでて一言で言えば、カオス。
天才なのか馬鹿なのか、真面目なのかふざけているのかと言うくらい哲学的で狂気なバランスです。
それが、演出も音楽も見事に組み合わさっていて素敵でお洒落にすら感じてしまう。
人によって見え方が変わるかも。
本当にSFカンフーアクションコメディなのか?
自分には精神を病んだエヴリンの話だと思う。誰でも仕事にしろ恋愛にしろ酷い状況の時に精神的、肉体的に限界になったら、色んな考えが次々に頭に浮かんでは消えてを繰り返しては悩み続け、何となく自分と折り合いをつけて立ち直った経験はあると思う。
あの時こうだったら、ああだったらと言う考えをマルチバースに例え、それでも少しづつ強くなって立ち直っていく姿をこの映画はかなり脚色して観せてくれているのかな?とも思った。
で、ラストシーンは乱暴な考えだけど最終的に全てエヴリンの頭の中のことだったのかな?と。。。それとも、また何処か違う世界に跳んでいたのか?