さっき観た「フェイブルマンズ 」とのベーグル被りはなんだったんだ??笑
人生の分岐点、パラレルワールド的な発想は古来からありそうだけど
マルチバースって言葉が浸透し出したあたりからやたらと乱立してるイメージのジャンル
「ザ・ワン」は早い時期にやってたんだなぁって感心するわ
今作は身体じゃなくて意識をジャンプさせるってシステムだったけどね
結構、宇宙!時間!みたいな壮大な設定っぽく見えて根幹は『愛』
みたいなシンプルなテーマってのは良かったな
ミニマムとマキシマムの対比がまた面白い
終盤は大粒の涙出るくらいほろっときたし
謎の感動も多めで久しぶりに新感覚な映画だった
ただ序盤のテンポがとにかく悪い印象
正確には巨乳黄色おばちゃん(てかハロウィンの人じゃん!笑)に顔面パンチした辺りからがなんかモッサリしててせっかく覚醒シーンも台無しだったと個人的に感じた
主人公に感情移入させるならむしろ置いてきぼり喰らうくらい展開早くても良かったと思う
あと指ソーセージやるんなら
ディルドアクションはやらない方がよかったってのも感じた
フルチンモザイクも下品であんまり笑えなかったわ
可笑しな事スイッチはもう少しお洒落なバカが見たかったな
カンフーの達人、料理人、歌手とかが一般人の延長だから急に強くなるのもちょっと違和感があったわ
女優だからカンフーが強いもイマイチしっくりこないんだよな
でも後半からはひたすら面白くなっていった
全ルートフォローとか
どのバースでも救済があったり
ファニーヴァレンタイン大統領もビックリの優しさの嵐
娘と母、敵を許す、運命の人、親との因縁
全てが横と縦で繋がっているっていうのは気持ちが良かったわ
当初旦那役がジャッキーだったらしいけど
グーニーズ、魔宮の伝説の少年40年後で正解だったな
あの悲壮感と無邪気さはあの役者にしか出せないだろうからね
ミシェルヨーがひたすら憔悴しきってて
くたびれてるのにラストの横顔はめっちゃいい顔してて素敵だった
実はマルチバースってのはミスリードで単なる統合失調症の話って線もあるんだよな
あまりにも妄想の部分や別バースの設定が凝り過ぎてるから意識しづらいけど
監督自身もそういう過去があったり
スイスアーミーマンを撮ってるのをみるとこの怖い設定はあながち本当なのかもな…
あと予告にボウイのTime流したのに本編では一切無いのとかそろそろティザーで騙すのやめてほしいわ